International Watch Company。
ポートフィノはイタリアの小さな港町。
シンプルで落ち着きのあるデザインに惹かれた。
長く付き合えそうだ。
好業績のヤクルトと仏食品大手のダノン。
ダノンは2000年以降、
私募債による巨額損失で経営不振に陥ったヤクルトに出資を開始。
20%まで株の買い増しを続けてきたが、協業強化をヤクルト側が拒否。
出資比率を今後引き上げないというスタンド・スティル条項を交わしていた。
その休戦協定が先月で終了した。
ダノンの最大の狙いはヤクルトが持つ乳酸菌技術とアジアでの強力な販売網だ。
そもそもヤクルト本社の歴史を遡れば、販社が創業でその連合体が本社という形になっている。
創業家の有力販社のベクトルは反本社という点でダノンと一致し、
提携強化を進める動きが出ているから厄介な話だ。
売り上げ約2兆円外資との攻防が気になる。
日本の人口は2004年の1億2783万人をピークに減り続けている。
明治維新から140年で4倍に、昭和初期から75年で2倍なった日本の人口は
50年後には4000万人の減少。それは関東一都六県分の人口に値する。
今後100年で半減し、昭和初期の頃に戻ると予想される。
総務省発表のデータを比較すると、毎日700人減り続けている計算になる。
同時に進む高齢化。50年後の年齢構成は65歳以上が2.5人に一人の割合だ。
年金受給者数は増加の一途をたどる。毎日2100人以上の受給者が増えている計算だ。
人口減少と高齢化はそのまま国力の衰退へつながる。
異常な速度で少子高齢化が進む日本。
短期的な財源確保だけを考えていたら問題を先送りするだけである。
国力増強のために中長期的な取り組みが必要だ。
人の幸福感を年齢ごとに集計すると、U字曲線のごとく経過していくらしい。
これは世界共通の事象らしいが、日本人のボトムは40代か。
性別、配偶者の有無、子供の有無、貧富の度合い、等々の
状況に関係なく気持ちの落ち込みが起こるという。
70代になっても身体的に健康であれば、20代の頃と
同じくらいの幸福感が得られるというから素晴らしい。
自分は年齢的にボトム付近であるので、今後は上昇するのみか。
先月行われた米シティグループの株主総会。
CEOの役員報酬案が否決されるという異例の事態に。
2008年に多額の公的資金を注入した事は記憶に新しいが、
業績は回復基調であったため、
金融危機以前の水準に戻そうという案であった。
意外ですが、過去に株主による役員報酬案が否決された例は滅多にないらしい。
株主は、会社が潤っていれば多額の報酬を支払う事に何の異存もないのですが、
2010年の金融規制改革で株主が役員報酬に関する投票権を得た事と、
金融危機後の業績低迷から今回のような事態になった。
$1500万は、創業者でもない雇われ経営者がもらうには
あまりにも多額な報酬と思える。
米金融機関の企業業績の伸び率に比べて役員報酬の伸び率は異常に高く、
今後はウォールストリートを中心に支払われてきた法外な役員報酬に対し、
株主の理解が得られずストップがかかる動きが広がりそうである。