好業績のヤクルトと仏食品大手のダノン。
ダノンは2000年以降、
私募債による巨額損失で経営不振に陥ったヤクルトに出資を開始。
20%まで株の買い増しを続けてきたが、協業強化をヤクルト側が拒否。
出資比率を今後引き上げないというスタンド・スティル条項を交わしていた。
その休戦協定が先月で終了した。
ダノンの最大の狙いはヤクルトが持つ乳酸菌技術とアジアでの強力な販売網だ。
そもそもヤクルト本社の歴史を遡れば、販社が創業でその連合体が本社という形になっている。
創業家の有力販社のベクトルは反本社という点でダノンと一致し、
提携強化を進める動きが出ているから厄介な話だ。
売り上げ約2兆円外資との攻防が気になる。