1月に経営破綻した米Eastman Kodak。
写真フィルムの巨人だ。
Kodakと写真フィルム市場で世界のトップ争いをしてきた富士フイルム。
売上高20倍の巨人の背中を長年追い続けてきた。
しかし両社にとって本当の敵はデジタル化であった。
長年の定番商品であった緑色のフィルムの箱も、
国民的ヒット商品の「写ルンです」も、 今の子供達は知らない。
写真フィルムという屋台骨が無くなった現在、
Kodakは敗れ、富士フイルムは生き残った。
写真から化粧品、医療分野、富士ゼロックスの子会社化による事業構成のシフト。
これだけ短期間に新たな稼ぎ頭を育てる、
驚くほどのスピード感だ。