SONYとの資本提携交渉が進むOLYMPUS。
資本受入額は500億円にものぼる。
これで自己資本比率の回復になるか。
上場廃止は避けられたものの、維持基準が何かハッキリしない。
20年にわたって隠し続けた損失1000億円と比べ
50億円の粉飾で上場廃止となったホリエモンも納得いかないだろう。
いずれにしても、かつてHOYAがPENTAXの医療技術だけを欲しがったように、
医療機器の分野は社会ニーズが非常に高いだけに大きな収益が見込める。
資本は薄弱となっても、本業は堅調だ。
今回の資本提携争奪戦はソニー、パナソニック、テルモ、富士フィルムといった顔ぶれである。
内視鏡世界シェア70%であるオリンパスの最先端技術は、
投資家を欺き、企業の信用が失墜してもモテモテなのである。