2012年6月30日

薄型TV 事業戦略の行方

2012年6月30日 土曜日

 

 

 

 

 

ロンドンオリンピックまで1ヶ月を切った。

 

 

 

 

 

普通ならこの時期の家電量販店は薄型テレビ商戦で

 

 

 

 

盛り上がっているはずなのですが・・・

 

 

 

 

どこもテレビ売り場は閑古鳥が鳴いている。

 

 

 

 

しかも驚くほど安い値段で販売されている。

 

 

 

 

 

もはや、テレビを買うのに値段で躊躇する事はないだろう。

 

 

 

 

テレビの買い替えは家庭のイベントであったが、

 

 

 

 

今や気軽にいつでも買い替えできる感じだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1階の販売フロアは携帯電話に譲り渡し、

 

 

 

 

もはやかつての家電の王者は隅っこに追いやられてしまった。

 

 

 

 

 

2012年の国内テレビ市場は前年比で50%以上の落ち込みが予想されている。

 

 

 

 

 

P社、S社といった大手家電メーカーもかろうじて黒字転換の見通しではあるものの

 

 

 

 

テレビ事業については未だに不振脱却のシナリオは描けていない。

 

 

 

 

 

 

マスコミや評論家の間では、日本の家電メーカーの『脱テレビ事業』が叫ばれている。

 

 

 

 

 

 

時代が変わってしまったから事業の転換が必要なのは分かるが、

 

 

 

 

テレビに限らずすべての商品は需要のピークアウトは避けられない。

 

 

 

 

 

3Dとか息の短いヒット商品を追うのはやめた方がいい。

 

 

 

 

 

日本の家電メーカーの現状を招いたのは『戦略』の欠如であったように思える。

 

 

 

 

最高水準の技術は持ち合わせているはずだし、決して製品の差ではない。

 

 

 

 

 

戦略の欠如はテレビ事業だけに限った問題ではない。

 

 

 

 

 

 

ここでしっかりテレビ事業を立て直す事が

 

 

 

 

 

長い目で見ると大変重要な課題であると思う。