この3月末をもって企業の退職年金制度の柱の一つであった、
適格退職年金が終息する。
制度移行にあたっては大きなビジネスチャンスであったため、
各金融機関はこぞってこのビジネスに参入した。
2000年以降の会計基準の変化の中、401Kなども
随分メジャーな制度として定着した感はある。
この分野では10年間で100社を超す企業のコンサルティングを
実施してきたが、上場関連企業と独立系企業の取り組み姿勢の違いは
鮮明であった。
雇用延長や、パートの社会保険加入等、企業の雇用に対する負担は
増すばかりだ。
退職金という見えない隠れ債務をコントロールする事は、
大きな経営戦略の一つであると思う。